日本は借金大国??
突然ですが、国の借金(国債)は現在いくらあるか知ってますか??
・・・
正解は約1043兆円(2024年2月時点)です!
とんでもなく大きな数字すぎて他の国と比べて高いのか安いのかもわかりづらいと思います。
ただ、日本は借金大国と言われていることはご存知の方が多いと思います!
実際のところどうなのかというと対GDP(経済状況を表す指標)比で252.36%で世界ではスーダンに次いで2位ということでかなり借金が多いと言えます。(余談なので借金は多いんだなあとイメージだけしてもらえれば大丈夫です!)
借金と物価の関係
日本は借金が多いと伝えましたが、ここで以前記事にした物価上昇との関係を書きます。
物価上昇によって資産が目減りするという記事を書きましたが、何でわざわざ我々国民が損するようなことをするのか疑問に思った方もいたと思います。
物価上昇によってお金の価値が下がることで得をする人がいます。それはどんな人でしょうか?
『借金をしている人』
です!どういうことか解説していきます!
前回記事にした通り、物価が上がることで100万のものが数年後、数十年後には100万円では買えなくなってしまいます。
つまり100万円という数字は変わらなくても、未来の100万円は現在よりも実質的に価値が低くなってしまいます。
例えば100万円借金をしている人は物価が上昇していくにつれて実質的な100万円の借金が目減りしていきます。
飛躍しているように感じる方もいると思います、、、 また後日記事にしますが物価⤴️→所得⤴️の流れがあって、わかりやすく月20万円の収入の人が月50万円の収入になったら100万円って安く感じるよねって話です!また改めて詳しく記事にします、、
何が言いたいかまとめると、借金を一番多くしている人、つまり国にとって借金価値の目減りは嬉しいということでした!
ジンバブエ
ここまで国の借金の話をしてきて、一気にお金を大量に作っちゃえば借金返せるんじゃないの?と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか
以前の記事で書いた通り、日本銀行がお金を作っています。例えば1000兆円お金を新しく作ってしまったら解決するのでは?
たしかにお金を大量に作ることは可能なのですが、実はお金を大量に作ると大変なことになります。
お金を大量に作って一気に世の中に出回った場合、お金そのものの価値が急落してしまいます。
例えば、お金が大量に出回ってみんながお金を持つようになった場合、それに伴って世の中にあるモノやサービスの値段も同時に大きく上がってしまいます。
過去にジンバブエというアフリカの国で100兆ジンバブエドル紙幣が発行されたことがあり話題となりました。(ぜひ画像検索してみてください!)
ジンバブエはハイパーインフレと言われる超物価高(1年で物価が2.2万倍になってました、、、)が2000年代に起こりました。その結果100兆ジンバブエドル札が発行されましたが、当時のレートでこのお札の価値は日本円で0.3円しかありませんでした。
例えば今資産が100万円ある人と100億円持っている人がいるとします。そんな中100兆円札が発行されて世の中に出回ったとしたら100万円も100億円も大した差がなくなって混乱が起きますよね。
つまり無闇に一気に紙幣を発行してもデメリットしかありません!
ジンバブエの例はすごく大雑把にまとめたので気になる方は『ジンバブエ ハイパーインフレ』で検索してみてください!
まとめ
日本は借金大国であり、各国少なからず借金はあります。
あくまで一因ですが、物価上昇によって借金価値の目減りが見込めます。
また国は借金を大量に抱えていますが、一方で他国にお金を貸していたりして全部が全部返さなければならないわけではないので悲観する必要はないです!