金利とは
前回、利息を例に単利と複利の話をしました。
そもそも利息は各国の中央銀行(日本はお金を発行している日本銀行)が定める金利によって上下します。
最近新紙幣が発行されましたが、お札には日本銀行券と書いてあることを知ってましたか?(写真は旧札ですみません、、)
↑ただの余談でした
つまりお金を発行しているところが利息の元となる金利を決めているんです!
各国で金利は違うので、日本が外国と比べてどの位置にいるのか以下に記載します
①日本0.1% ②アメリカ5.25~5.5% ③ユーロ3.75% ④イギリス5.25% ⑤オーストラリア4.35% ⑤ニュージーランド5.50% ⑥トルコ50%
一例として6カ国挙げました!トルコの50%はとんでもない金利が出ていますが、通貨としての信用が高くはないのであくまで参考に載せました。
このように日本が外国と比べて金利がとても低いことがわかります。
そもそもなぜこんなに各国で金利が異なるのか。大きな要因は①景気 ②物価 ③為替が関係してきます!
一般論として金利と3つの要因の関係を記載します
①金利が上がると景気を抑えられる・金利が下がると景気を刺激できる
②物価が上がると金利が上がる・物価が下がると金利がさがる
③金利が上がるとその国の通貨高になる・金利が下がるとその国の通貨安になる
基本的には上記のような動きになりますが、ここで全てを解説すると読みづらくなってしまうのでいずれ一つ一つ解説する記事を書こうかと思います!
日本の過去
前回の記事に記載したように過去日本にも金利が高い時期がありました。一番高い時期で9.9%(1974年)というのがありました。(日本銀行ホームページの長・短期プライムレート(主要行)を参考にしてます)
ここから金利は下落していき、ご存知『マイナス金利』にまで突入していきます
2024年3月ついに日本はマイナス金利を脱却してニュースになりましたが低金利時代はまだまだ続きそうですね、、
ただ金利が低いことは悪いことばかりではありません。お金を借りる環境としてはこれ以上ないチャンスです!
住宅ローンや自動車ローンなどの金利は低いままなのでローン返済中に関しては金利が低い方が都合が良いこともあります
銀行にお金を預けておくと資産が目減りする?
『資産の目減り』という言葉を聞いたことある方がいると思います。
これについて解説していきます。
結論、資産が増えないのに物価が上がっていくので、今の100万円の価値と将来の100万円の価値は違うという意味です。
例えば銀行に100万円を30年預けていても、仮に今のままの金利だとしたら30年後に100万3000円です。
一方、日本銀行が物価の上昇を目指している水準が年2%なので仮に想定通りに物価が上がっていった場合は現在100万円のものは30年後に160万円になってます。
つまり、100万円貯金していたとしたら将来100万円で買いたいと思っていたものを買うには60万円足りないので、100万円という数字自体は変わらないが実質的に資産が減っているということになります。
これが『資産の目減り』です。
なぜ我々国民が損するようなことが起きているのか、その理由についてはまた次回の記事で記載します!
大事な資産が目減りすることを防衛するために役にたつ情報を発信していくので引き続き読んでもらえたら嬉しいです!